税務調査での「お土産」

税務調査において、調査官から直ちに納得できない修正事項を指摘されたとき、これを我慢して受け入れて納税を行い、それによって調査を早く終わらせるという考えがあります。

これをお土産と言います。これについて良いとか悪いとか税理士の間でも色々な意見があります。

 

私は「お土産」という考え方をすれば、経理や帳簿付けで判断が迷ったとき、何が正しいか分からないとき、肩の力を抜いて作業ができるのではないかと思います。

 

家事按分・棚卸・帳端などは、細かくやるとどこまでもきりがなく、また真に正しい一つの答えも無いものです。

こういうもので迷うことがあっても、「税務調査で指摘されたら、お土産として割切ろう」という考え方をすれば、「まあこんなもんだろう」ということで処理を楽に進めることが出来るのではないでしょうか。

税金にさほどの影響がない軽微なものには、それらに捕らわれることのない考え方ができるようになると、気が楽になります。

 

税務調査が入った場合で、過去の帳簿がほとんど揃っていない場合は、今からそれらを全てを細かく整えることは不可能です。

売上など重要性の高いものは、きっちり計算し直すが、細かいものはざっくりとした計算に留める。

メリハリのある税務調査準備をすることが必要です。

 

当事務所では、調査の予告が入ってお困りの方、何を準備すれば分からない方向けに事前のご相談に応じております。

(料金:30分毎税込6000円)

 

また、調査の対応もさせて頂いております。

具体的には

・事前準備。調査前に帳簿をチェック、帳簿が無い場合は再作成を行います。間違いを見つけた場合は、調査着手前に修正申告書作成提出することもあります。きちんと準備しておけば、何も準備していなかった場合に比べて、納税額が半分になることもあります。

・調査立会

・調査後の修正申告書提出(5年分)

をさせて頂いております。

(料金:税込30万円)

 

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